トイレをきれいに掃除する方法

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トイレのいやなにおいの原因は、アンモニアの臭いです。アンモニアが、頑固にこびりついてしまったら、トイレ掃除用の専用洗剤でないと、なかなか落とすことができません。

そんな面倒なトイレの掃除ですが、いつもきれいにしておくには、コツがあります。毎日、清潔にトイレが使えるように、気になる部分の掃除の方法を紹介します。

トイレの掃除の基本

トイレはいつも清潔にしておきたい場所。最近では汚れにくい素材や構造、洗浄方式が開発され、手入れも簡単になつています。また、温水洗浄機能の充実で使い勝手もよくなり、タンクレストイレは見た目にも清潔感があります。とはいえ、トイレの掃除はこまめに行うのが基本です。汚れたらすぐに掃除をしましょう。トイレ用のウエットシートや、トイレットペーパーにスプレータイプのふき取りクリーナーを吹き付けて、床や便器のフタ、便座、便器の縁などをふき取ります。そのつど処置してしまうのが清潔に保つコツです。

便器の中は、トイレ用の洗剤を、まんべんなくスプレーして、20分ほど放置して流しましょう。 ブラシを使ってゴシゴシする必要もなく、黄ばみや黒ずみを寄せ付けないようにしましょう。日課として、毎日行うことが大切です。

トイレの掃除
トイレの掃除

トイレの床掃除は週に1度の割合で

トイレの床は水はねや尿はねで汚れます。マットを敷いている場合でも、週に1度は掃除機でホコリを取り、洗剤で掃除します。タイル床はトイレ用洗剤か浴室用洗剤、ビニール樹脂やフローリングの床は住宅用洗剤を使います。洗剤液で固くしぼった雑巾で床全体を拭き、そのあと水拭きします。とくに便器のつけ根部分は竹串などで汚れをかき出し、最後に消毒用エタノールを塗っておくと、いやなニオイも防げます。

水洗タンクは内側を掃除する方法

水洗タンクの外側の汚れは住宅用洗剤を雑巾に含ませて拭き、カラ拭きします。梅雨時期は結露が出やすく、水滴がタンクの下部や床、金属パイプにたまりがちです。乾いた雑巾で水滴を拭き取るようにします。また、タンクの内側は水垢で汚れていますから、半年に1度は蓋をあけ、中の側面や底の部分、ゴム弁などの部品をスポンジでこすり、水垢を取り除きます。その際、部品の点検もするとよいでしよう。

金属パイプやハンドレバーはサビに注意

トイレは湿気が多く、金属部分にはサビが出やすいもの。金属の給排水パイプやハンドルレバーにサビを見つけたらガラスクリーナーを吹きつけ、乾いた雑巾でこすりながら磨きます。あとは水拭き、カラ拭きします。古歯ブラシに練り歯磨きや液体クレンザーをつけてこするのもOKです。

便器まわりの掃除方法

トイレを使ったらその場で汚れを処理するのが清潔に保つ一番のコツですが、週に1~ 2度は見落としがちな便座や蓋のつけ根部分、便器の縁の裏側など掃除しにくい所も徹底的に掃除したいものです。洗剤はトイレ用洗剤を主に使いますが、部位別に掃除の仕方にひと工夫するのがポイントです。

トイレの黄ばみは酸が効く

トイレの便器は汚れがひどくなる前なら、洗剤なしでもブラシなどでこすってやると十分きれいになります。しかし、黄ばみや黒ずみがこびりつくと、なかなか汚れを落とすのに苦労します。

トイレの便器の黄ばみの原因はにょう石と呼ばれる、人間の尿からでた、老廃物が二酸化炭素と反応し、炭酸カルシウムが結晶化したものです。この結晶がアンモニア等を吸収しにおいの原因になっています。このにょう石はアルカリ性であるため、きれいに取り除くには酸で中和させるのが一番、手っ取り早い方法です。塩酸等を含んだ洗浄剤で洗浄しましょう。

しつこくこびりついたトイレの黄ばみはつけおき洗いをします。黄ばみの上にトイレットペーパーをのせ、その上に洗浄剤をかけしばらく置いておきます。そしてブラシなどで磨いてやるときれいに取れます。この方法でも取れない黄ばみは、1000番程の耐水ペーパーで黄ばみ部分を磨いてやりましょう。

水位線の汚れを落とすには、便器の水を吸引したあとで、湿布の方法をとればOKです。重曹やクエン酸水で湿布しても良いでしょう。

トイレ用洗剤
トイレ用洗剤

洗浄ノズルの手入れも忘れずに

洗浄機つきの便器の場合、ノズルも常に清潔に保ちたいものです。洗浄ノズルの手入れは取扱説明書に従って行ないますが、ノズルを手に持って歯ブラシなどでノズルの表、裏を洗います。

ノズルの出入り口、温風吹き出し口、脱臭吸込口付近は故障の原因になるため洗剤をかけないでください。

便器のふちの裏側の掃除

トイレの便器のふちの裏側部分は、目には見えませんが、飛び散った尿が付着しかなり汚れています。またにおいの原因にもなっています。しかし、トイレ用のブラシではすみずみまで洗いにくく、結構手間もかかります。

手の入り込めない部分には、割り箸にボロ布を巻くか、大きめの綿棒にトイレ用洗剤をつけて隅々までこすります。汚れが落ちたら水拭きしてからカラ拭きします。

また、トイレの便器のふちの裏側をきれいにするには、軍手が便利です。ゴム手袋の上に軍手をはめ、軍手の指先にトイレ用洗浄剤をつければ、すみずみまで掃除することができます。

便座カバー、マットは2枚ずつ用意して清潔に

便座カバーやマットは見た目よりも汚れているものです。最低、週に1度は洗濯したいものです。それ以上使っていると湿っぽくなったり二オイの発生源になります。それぞれ2枚用意して、交互に使うのがいつも清潔に保つポイントです。

タンク水受けの汚れを落とす裏技

トイレタンク水受けの黒ずみや黄ばみの原因は2種類あります。一つ目は、水垢やほこりが付着した汚れです。もう一つは水道水中に含まれる、鉄分などのミネラル成分がさび付いたものです。

これらの黒ずみや黄ばみを落とすには、まず水垢やほこりの汚れなら、クレンザーをブラシにつけ磨き上げます。それでも取れないときは1000番程の耐水ペーパーで磨き上げましょう。

鉄分などのミネラル成分がさび付いた黒ずみや黄ばみは、シュウ酸+お湯で還元漂白するのが一番きれいになります。しかしシュウ酸は、薬局で購入するにしても印鑑や身分証明書が必要であり、一般にはなかなか手に入らない薬品です。

そこで、代替品として、洗濯用漂白剤で還元型と書かれた物を利用できます。「ハイドロハイター」などがその部類です。還元型漂白剤をトイレタンクの水受けの黒ずみや黄ばみの上にたらし、お湯をかけて放置してやると、漂白されます。

トイレの臭いをすぐに消す方法

トイレの後の臭いをすばやく消したいときは、マッチを一本すって燃やしてみましょう。すぐに嫌な臭いがなくなります。マッチのリン成分がアンモニア等の臭気成分に反応して匂いを消す効果があります。

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