オームの法則とたこ足配線
たこ足配線はやめましょう オームの法則とたこ足配線
電化製品をコンセントに差し込み、使用すると電気回路が形成されます。この電気回路はコンセントからコードを経て電化製品の中を通り、再びコードを通ってコンセントに帰って行くといった途中で途切れずに、電気が流れるように道すじを作ってやらなければなりません。そしてこのときの電化製品は負荷と呼ばれる抵抗になります。
電気の基礎で習うことにオームの法則という考えがあります。電気が流れる為には、電流・電圧・抵抗が必要であり、電気回路に流れる電流(I)は電圧(V)に比例し抵抗(R)に反比例するというものです。
式で書くとI=V/Rとなります。電化製品をコンセントにつないだ場合の電流・電圧はコンセントからの電源で、抵抗は電化製品となります。そして、オームの法則では、抵抗を直列につないだ時と並列につないだ時とでは合計電流の計算の仕方に違いがあります。抵抗1つ1つに注目すると、オームの法則は常に成り立ちます。
直列接続では、図のようになり電流は回路内では一定で電圧は電化製品Aと電化製品Bで分け合う形になります。このように電圧を分け合う事を電圧降下といいます。
並列接続の場合は、電化製品Aと電化製品Bの両端にかかる電圧は共通となり合計電流は電化製品Aと電化製品Bに流れる電流の和となります。
では、たこ足配線をした場合の電気回路はどのようになるでしょうか。たこ足配線をすると、電化製品が並列接続された形になります。