電流の3つの効果
電気の基礎知識 電流の3つの効果
電流が流れると、周囲に及ぼす効果は次の3つあります。
・発熱効果
・磁気効果
・化学効果
発熱効果は、抵抗体に電流を流すと、抵抗体は発熱しジュール熱と呼ばれる熱を発生させます。身近な電化製品では、トースターや電気ポットなどがこの発熱効果を利用したものです。
磁気効果は、電流を流した電線の周囲に磁界を発生させる効果です。磁界とは、その周りが磁気を帯びることです。つまり磁石のような働きをします。身近な電化製品では、換気扇や扇風機などがこの磁気効果を利用したものです。
化学効果は、電極A−B間に電流を流すと、水は分解され+極に酸素、−極に水素が発生する電気分解を引き起こさせる効果です。化学工業で広く応用されています。また、この効果の逆現象を利用した物が電池です。