電気の好きな道、嫌いな道

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電気の基礎知識 電気の好きな道、嫌いな道

電気が流れる為には、道すじが必要です。「コンセントに差込までコードを引っ張る」これが、電気の道すじになることは、十分に理解していることと思います。では、そのコードは何でも良いのでしょうかと言う質問にも、おそらく大方の人がNOと言うでしょう。コードに使われる銅線は電気を通し易いとたいていの人は認識しているでしょう。
では、なぜ銅腺は電気を通し易いのでしょうか?ここまでくると「う〜ん?」と悩む人も出てくると思います。

なぜ銅線が電気を通し易いかは、電気抵抗率と関係があります。全ての物には固有の電気抵抗率という物をもっています。電気抵抗率の小さな物質は電気を通し易く、電気抵抗率が大きな物質は電気を通し難いということになります。電気抵抗率の小さな物質の代表格が金属でこのような物質を導体といいます。

また、電気抵抗率の大きな物質はゴムやビニール、ガラスなどで不導体(絶縁体)といいます。では、その電気抵抗率を決める大きな要素は何なのでしょうか?

答えは、「電子」です。導体には「自由電子」がたくさん含まれています。「自由電子」があれば、電気が流れ易いということになります。原子の話のなかで分子と原子で結合ということばが出てきましたが、金属の原子は単体同士で結合し物質となる性質があります。そして単体同士で結合した場合は外郭にある電子は自由電子といって自由に個体間を動き回ることができます。難しい話ですね!簡単に言えば、「金属の中には自由に動きまわる電子がいてる」と思って下さい。

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