雷とは?

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電気のはてな?雷とは?

雷を語るには、放電という現象を先に理解しましょう。放電とは、絶縁物が破壊されて電流が流れる現象です。といっても、何のことか解かりにくいので詳しく説明します。

空気中に1対の電極を用意し、その電極間に少しずつ電圧を上昇しながら、加えていくと、電圧が低いときには、回路が出来ていない為、電流は流れません(実際には空気中に含まれるイオンの影響で少しは流れます)。これは、空気は電気を通しにくい物質のため、電極間に電流が流れるのを妨げています。この妨げる力が、電圧が電流を流そうとする力よりも勝っている状態で絶縁状態を保っていると言います。この状態から、電圧を徐々に上げて行くと空気の電流を通さない力よりも、電圧が電流を流そうとする力の方が勝った場合、電流が流れるようなります。このような状態になった時のことを放電するといいます。

雷も放電現象の一種です。雲が気流などによって摩擦を受け雲の中で電荷の移動が起こります。雲の上の方が+、下のほうが−となります。そして雲がどんどん大きくなってくると、電荷の偏りも大きくなり、電位差(電圧)も大きくなります。この大きくなった電位差に耐え切れなくなった時に放電します。これが雷です。雷は非常におおきなエネルギーを一瞬のうちに放電します。そのエネルギーの強さが稲妻と雷鳴となって現れます。

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