ヒーターの種類
ヒーターの種類
ヒーターに使われる電熱線は一般的には鉄クロム線やニクロム線(ニッケルクロム線)が使用されています。又、一口にヒーターと言っても色々な種類がありますので紹介します。
ボビン式ヒーター
耐熱性の陶器などの枠(ボビン)に電熱線に巻きつけたヒーターです。電気あんかなどに利用されています。
コイル式ヒーター
耐熱性の絶縁体に溝をつくり、その溝内にコイル状の電熱線を納めたり、板状の絶縁体で枠をつくり、コイル状の電熱線を巻きつけたヒーターです。ドライヤーなどに利用されています。
マイカヒーター
マイカと呼ばれる石の一種に、帯状に電熱線を巻きつけた板状にヒーターです。アイロンなどに利用されています。
スペースヒーター
マイカヒーターを金属板で囲んだヒーターです。防水性能をもたすことができます。ポットなどに利用されています。
シーズヒーター
金属製のパイプの中に、電熱線をコイル状にしたものを通し、金属パイプと電熱線が接触しないように、絶縁粉末を詰めて密封したヒーターです。電熱線が直接空気に触れないため寿命が長く、水中でも使用できます。炊飯器などに利用されています。
石英管ヒーター
コイル状の電熱線を石英と呼ばれるガラスの一種でできた管の中に納めたヒーターです。電気ストーブやオーブントースターなどに利用されています。
コードヒーター
ガラス繊維などの芯に電熱線を巻き、その上に耐熱性のビニールなどで被覆したコード状のヒーターです。電気カーペットなどに利用されています。